ジカウイルス感染症(ジカ熱)について調べてみた。
これから夏に向かって、蚊が飛び交う季節になります。
ひょつとして、身近に起きるかも知れないので、
ジカ熱について、詳しく知っておく必要があると思い
調べて備忘録として記しておこうと思います。
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最近テレビや新聞で話題になっているジカウイルス感染症(ジカ熱)は、
中南米を中心に感染者が多数報告されています。
とくにブラジルではジカ熱感染が原因で小頭症の
新生児が増えているそうです。
妊婦さんは要注意です。
潜伏期間
ジカウイルスを持つ蚊に刺されて 2 ~12日(多くは2~7日)
ジカ熱の症状
主として軽度の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、斑丘疹、結膜炎、
疲労感、倦怠感など。
・このような症状は軽く、 2 ~ 7 日で治ります。
・特別に病院などの治療は必要ない。
・現在、ジカ熱に対するワクチンや治療薬は存在しない。
・他の蚊媒介感染症であるデング熱よりも症状が軽い。
・生命の危険はほぼないと言われています。
また、感染しても全員が発症するわけではありません。
症状がないか、症状が軽いため気付かないで回復する
こともあります。
問題なのは、妊娠中の女性が感染すると胎児に感染する
可能性が指摘されていることです。
ジカ熱感染が原因で小頭症の新生児が生まれる恐れが
あるとして「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」
にあたると宣言されています。
妊娠中の女性は注意が必要です。
現に、ブラジルでは小頭症が年間、150人だった人が、
昨年だけで、4000人に増えたと伝えられました。
媒介原因
ヤブカ属のネッタイシマカやヒトスジシマカ
ネッタイシマカは、日本には常在していませんが、
ヒトスジシマカは、日本のほとんどの地域(秋田県および岩手県以南)
に生息しています。
感染経路
ジカウイルスを持った蚊が人を刺した場合感染します(蚊媒介性)。
感染したヒトから他のヒトに直接感染するようなことはありません。
が、まれに献血や性交渉による感染もあります。
ヒトスジシマカについて。
ヒトスジシマカの体内にジカウイルス入ると、体内でドンドン
ウイルスが増えることが確認されています。
活動時期は 5 月中旬~ 10 月下旬です。
日中、野外での活動性が高く、活動範囲は50~100メートル
程度です。
ヒトスジシマカの成虫は、秋になって気温が下がると死んで
しまい、卵の状態で冬を越します。
また、ヒトスジシマカの幼虫の繁殖は、
植木鉢の受け皿や空き缶・ペットボトルに溜まった水、
放置されたブルーシートや古タイヤに溜まった水などの
たまり水によく発生します。
ネッタイシマカについて
ネッタイシマカは、今のところ国内には生息していません。
以前は国内でも沖縄や小笠原諸島に生息し、熊本県牛深町には
1944 ~ 1947 年に一時的に生息していたことが記録されていますが、
1955 年以降は国内から消滅したといわれています。
しかし、最近では航空機によって国内に運ばれる例も確認されており、
今後、定着する可能性もあるかも知れません。
感染症法上の取り扱い。
厚生労働省は平成 28 年 2 月 5 日に感染症法の四類感染症、
検疫法の検疫感染症に追加され、同年 2 月 15 日に施行されます。
これにより医師による保健所への届出が義務ずけられ、
検疫所での診察・検査、汚染場所の消毒等措置が出来るようになります。
「4類感染症」とは。
動物,飲食物などの物件を介してヒトに感染し,国民の健康に
影響を与えるおそれがある感染症です。
媒介動物の輸入規制,消毒,物件の廃棄などの物的措置が
必要となります。
4類感染症には、E型肝炎、日本脳炎,Bウイルス病,マラリア 、
デング熱や黄熱、狂犬病などなど43種類が指定されています。
対策
蚊を増やさない環境つくり。
家庭で気をつけることは、
・虫よけクリーム。
・腕を出さない洋服。
・長ズボンを履く。
・網戸を取り付けて蚊を入れない。
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